小学校教諭が語る!未就学児が公文(くもん・KUMON)をやるメリット

ママ

年長の子どもをもつ母親です。小学校のお勉強についていけるか不安です。今のうちに近所の「公文(くもん)」に通わせたほうがいいのかしら?

 お子さんが5歳ぐらいになると習い事をさせたいという親は多いですよね。我が家のてぃす君(年少)も同じマンションのお友達も多くの子が小学校に入る前からスイミングやピアノなどの習い事をしています。その中で、もっとも通っている子が多いのが、「公文」です。

 しかし実際、未就学児に公文ってどうなの? 入学前から公文や塾に通ってまで勉強する必要ある?と考える方も多いのではないでしょうか。

 そこで、今回は公立小学校教諭歴15年の私が未就学児に公文をやらせるメリットを3つ紹介したいと思います。

目次

(1)そもそも公文(くもん・KUMON)とは、どんなところ?

 公式によると、公文式学習とは先生から解き方を教わるのではなく、自力で問題を解いていく学習方法で、自分の力でできる易しい教材から少しずつ難しい教材にレベルアップしながら「読み・書き・計算・英語力」の基礎学力を身につけていきます。

ちなみに教材がレベルアップするタイミングは、何度も反復練習をしたあと先生がテストをして、クリアしたら次の教材に進めるようです。

(2)未就学児が公文をやるメリット①

 私が担任をしてきた学級の中には毎年公文に通っている「公文っ子」が一定数いました。その公文っ子たちを見てきた私が思う公文の最大のメリットは何か。それは、

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「先生が出す課題に対して抵抗なく取り組むことができる学習習慣と自ら課題をやり遂げようとする姿勢」です。

 例えば、先生が

「この時間は算数ドリルを5ページやりましょう。できた子から先生のところに持ってきてください。」

と言ったとき、5ページという量を聞いただけでやる気を失せる子や1人で算数ドリルに取り組むことに不安や抵抗感を示す子がいます。実は公立の小学校では、このようなドリルやプリントを通して基礎学力の定着を図る時間がけっこうあります。他にも自分で調べてノートやワークシートにまとめる活動など、一人で課題に取り組まなければならないことが多いのです。

 そしてそれらの中には、ちょっと面倒くさそう、難しそうだなと感じる課題もあります。まあ、それでも学級のほとんどの子はそんなことを考えながらも「先生に言われたことはやらなければ…」という思いがあるので一生懸命取り組みます。が、中には「えー、めんどくせえ」「やりたくねえ」と課題に取り掛かれない子や少しやってできないと途中で課題を放棄してしまう子がいます。けっこういます。

 授業中、先生に出された課題に素直に取り組むことができる。これは集団授業に臨む姿勢としてはやはり重要です。個々の意思や個性の尊重、とは言われている時代ですが、そのへんはまだまだ「全員、右向け右」の風潮が強いのが公立小学校だなあとつくづく感じます。出された課題を拒否する、途中で投げ出す、みたいな児童はどうしても先生から「ちょっと大変な子」扱いされてしまいます(もちろん全ての学校や先生に当てはまるわけではない)。

 しかし公文っ子たちにはそういう子がほとんどいません。なぜなら彼らは公文で毎日5~10枚分のプリントをやる習慣がついているので、ドリル5ページと聞いても楽勝なわけです。さらに公文は基本、自学学習形式なので、一人で課題に取り組むことに慣れています。

ですから、未就学のうちから公文でそのような学習習慣を身に付けておくことで、小学校での集団授業に抵抗なく入ることができることができるというのは1つのメリットかなと思います。

(3)未就学児が公文をやるメリット③

 公文に通うことで得られる最大の武器は、

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「圧倒的な計算処理能力」だと思います。

 学級にいる公文っ子が最も輝く時間はやはり算数

 いやあ、彼らは本当に計算が速い!正確!あっという間に問題を解き終えて周りから一目置かれることは、彼らの自信につながります。もちろん、計算能力を磨くだけであればそろばんでもおうち学習だけでもOKですけどね。何もしていなくても漢字はできるという子はけっこう多いですが、計算能力に関してはやはり公文やそろばんをやっている子が圧倒的に強いという印象があります。そしてそれは1年生のわりと早い段階から見られます。夏休み前には10までの足し算・引き算に入りますからね。入学前の先取り学習によって、1年生の最初に「自分は他の子よりできる」という自信をつけさせてあげることは、今後の算数人生に大きく影響することでしょう。

(4)未就学児が公文をやるメリット③

 公文に通うメリットの3つ目は、

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「自分はできるという自信からくる向上心と学習意欲の獲得」です。

 意欲的に学習に取り組んでいる子どもたちの多くが「自分はできる!わかる!」という自信がある子たちです。その自信が「もっとやりたい!」という向上心や積極性につながっています。逆にわからない、難しいと感じる授業には身が入りませんよね。そして手遊びしたりして先生に怒られる…。もっとやる気がなくなる。という負のループに陥るわけです。ぶっちゃけ「自分はできる」という思いこみでもいいと思います。大事なのはその自己肯定感の高さなのです!

 公文では、進級進度によって表彰制度があります。3学年以上先の教材に進んでいる子はトロフィーがもらえるとのこと。もらったら嬉しいし、自信になりますよね。また、同じ教室に通っている子同士で芽生える競争心が一層彼らの心に火をつけます。我が家の息子てぃす君はまだ年少ですが、すでに「〇〇くんより先に進みたい!」と対抗心を燃やしやる気になっています。このあたりは、自宅で親が教えるおうち学習にはできない公文ならではのメリットだと思います。

(5)まとめ

 以上のことから私は、未就学児が公文をやることは小学校入学後に大いに役立っていると感じます。読み書きや計算能力などの知識の習得だけが目的ならば、正直おうちでの学習だけでも十分可能であり、わざわざ月謝を払って公文に通う必要はないと思います。しかしおうち学習にはない公文の最大の魅力は、他学年の子どもたちが一斉に自らの課題に熱心に取り組むあの教室の雰囲気だと考えています。小さい子はお兄さんお姉さんたちが頑張って課題に取り組む姿、表彰される姿を見て自らのやる気スイッチを押すようになります。未就学のうちからそんな環境を経験させることで、入学後に「学ぶことが楽しい」と言える子になってほしいなと思います。

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この記事を書いた人

多動系やんちゃ男子な息子の将来を虹色にするため、幼稚園年少12月より本格的におうちで先取り学習を開始する。

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