小学校教師が語る!公文(くもん・KUMON)のデメリット3つ

ママ

公文(くもん・KUMON)ってどうなの?
合う子と合わない子がいるってほんと?

 お子さんの習い事に公文を考えている方は多いのではないでしょうか。公文には、

・読み書きや計算などの基礎学力が身につく

・学習習慣が身につく

・先取り学習をすることで自信をもって授業に臨むことができる

などのメリットがあります。

 一方で、デメリットもあります。今回は、公立小学校教諭歴15年の私が公文に通うデメリットについて3つお伝えします。

目次

(1)デメリット①毎日の宿題が負担

 公文は通常週に2回ですが、通っているだけで基礎学力が身につくわけではありません。

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先生からもらってくる宿題を毎日きちんとこなすことで定着するのです。

 その量は1教科につきだいたいプリント5枚~10枚。けっこうな量です。そして自ら机に向かって学習することが難しい未就学児は親がつきっきりで見てやる必要があります。また小学生でも〇つけは親がやることを勧められます。教室にもよるらしいですが、子どもの理解度や進度を確認するためにも〇つけは親がやったほうがよいです。学校の宿題で、親に音読チェックやプリントの〇つけをお願いしているのも同じ理由です。そしてできれば子どもが教材をやり終えたらすぐに〇つけをすることで、本人のやる気スイッチが切れる前に見直しができます。

 つまり、親も子どもが公文の宿題に取り組むところから〇つけをするところまでの時間を毎日きちんと確保する必要があります。親が働いている場合は難しいですよね。朝に公文をやるという子も多いようですが、我が家は朝、私に子どもの公文を見てやる余裕がないため、落ち着いて見ることができる時間を決めています。基本的に子どもが公文をやる時間は、家事や自分のことはしないようにしています。本人のモチベーションを上げるために、あえて隣で一緒に問題をやることもあります。公文の宿題に取り組む時間自体が親子共に負担になってしまうようでは続けるのは難しいかもしれません。

(2)デメリット②なかなか次の教材に進めない

 公文では、「ちょうど学習」というものを取り入れています。これは、楽にできる問題から始まり自分のペースで少しずつ難しい問題に挑戦していくのです。このスモールステップの学習法は、「自分の力で解くことができる=自信につながる」というメリットがありますが、一方で人によっては途中で学習のモチベーションが下がってしまう危険性もあるかと思います。公文はとにかく同じ教材を何度も繰り返し練習します。教材がレベルアップするタイミングは、先生がテストをしてクリアすれば次の教材に進級できるようです。

 3歳から公文の国語を始めた息子は、まず動物や物の名前をひたすら発音して語彙を増やす学習と「ずんずん」という線を描く教材で鉛筆を使う練習をひたすら繰り返しました。それが半年ぐらい続いてやっとひらがなをなぞるという学習にレベルアップ。そこからさらに1年経って、ようやく最近ひらがなをなぞるから書くという教材になりました。だから我が家のように、宿題をやったりやらなかったりみたいなだらだら適当な学習の進め方をしているといつまでたっても進級できず、同じ教材のループ地獄に陥るわけです。当然子どものモチベーションも下がりますよね。息子は最近、幼稚園の友達が通い始めたことで競争心からようやくやる気スイッチが入ったようですが。

 自分の能力に応じて自分のペースで学習ができることが合っている子もいれば合わない子もいるということですね。

(3)デメリット③思考力は身につかない

 例えば算数では、基本の計算問題をとことん反復練習することでその解法を体に覚えさせていくのが公文式です。もちろん、圧倒的な計算能力は武器にもなり自信にもなりますが、一方で思考力が必要になる問題には対応できない子が多いです。

 授業中、三角形の面積は「底辺×高さ÷2」ですぐに答えを導きだすことができるのに、その理由を問われると答えられない公文っ子が続出します。応用力が必要な中学受験を考えるなら公文ではなく進学塾に通う必要があるでしょう。未就学児や低学年のうちは、公文で基礎学力をしっかり身に付けさせると同時に家庭で思考力や読解力等が身につく教材に取り組ませるなど、公文に足りない部分を補う必要があります。

(4)デメリット④先取りをしているせいで授業中、先生の話を聞かない

 授業中、すぐに「この問題、知ってる!公文でやった!」と言う公文っ子たち。知っているからつまらないと感じて先生の話を聞かなくなってしまう子は実際にいます。

 私はいじわるなので、そういう公文っ子には「じゃあ先生の代わりに解き方を説明してくれる?」と聞いちゃいます。すると、たいていの子は答えられません。なぜなら解法を論理的に伝えられるだけの思考力や説明力は身についていないからです。逆に同じ質問を進学塾の子たちにすると、とても分かりやすく友達の前で説明することができる子もいます。そして不思議と進学塾に通っている子のほうが逆に先生の話を熱心に聞いてくれていたります。この差はなにか。「答えを知っているからもういい」と考えてしまう子と「どうしてこの答えになるのか、他の考え方はないのか」と追究しようする子の違いです。

 しかし公文っ子の中にも後者の子はいます。つまり、このデメリットに関しては公文に通っているから話を聞かなくなったというわけではなく、授業に臨む姿勢の問題です。自宅で先取り学習をする場合も同じです。公文や自宅で先取り学習をすることは自信にもつながりますが、一方で「自分はできるからもうやらなくてよい」という奢りにもつながりやすい危険性があるということを親が十分に理解し、「学習に終わりはない、どこまでも追究できる」という姿勢をしっかり教えることが大切だと思います。

(5)まとめ

 公文にはメリットもあればデメリットもある。

 公文には合う子もいれば合わない子もいる。

 大切なのは、親が我が子にどんな力を伸ばしたいのか、そのために公文はどの部分で役に立ちそうか、逆にどこは親が補わなければならないのかをきちんと把握しておくことだと思います。

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この記事を書いた人

多動系やんちゃ男子な息子の将来を虹色にするため、幼稚園年少12月より本格的におうちで先取り学習を開始する。

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